吹雪
時速60マイルに達する突風が、凍りついた湖を越え、わずかに枯れ葉を残す木々の中へ吹き抜ける。凍てつく寒さだ。降る雪は柔らかくなく、砂のように鋭く、凍った森の地面を横殴りに吹きつける。雪が木や葉、地面に当たる音は、鋭く、はっきりと響く。...
8 reviews
上昇気流に乗って
タカとなって、谷の両壁に沿って立ち上る暖かな気流に乗り、ゆるやかに旋回しながら高度を上げていきます。飛ぶあいだ、木立のあいだを抜ける風は渦を帯び、ときにすぐそばをかすめていきます。揚力を奪うひんやりとした気流が、低く深く、さっと吹き抜けていきます。 渦の多いトラックです。音量を...
5 reviews
すぐそばの野にひそんで
風はゆらりと漂い、背の高い草のあいだをさまよいながら抜けていく。そこに佇んでいても、姿は見えない。葉や草はあなたの背よりもなお高く、風が通るたび、さらさらとやわらかな音を立てる。その音は、あたたかく穏やかな風を引き立て、ただ心地よい。ヘッドホンの中では、草葉や枝の重なりが立体的に...
8 reviews
氷風
身を切るような極寒の風が、氷に覆われたむき出しの木々のあいだを、波のように脈打ちながら吹き抜ける。木々は軋み、揺れる。気温は華氏で氷点下30度(摂氏約マイナス34度)にまで下がることもある。地表は雪と氷に一面覆われ、その気配は音としてではなく、感覚として立ち現れる。この過酷な光景...
23 reviews
夢見る木の下で
真夏の夜。心地よい風が頭上の木立をすり抜け、足元に敷かれた長い草の帳のなかで脈打っています。さまざまな木々と柔らかな草が、穏やかな森に抱かれるような、静かな憩いの場をつくります。頭上をめぐる風の気配は、ヘッドホンで。...
19 reviews
大聖堂
まるで大岩が斜面を転げ落ちるように、風が山肌を吹き降りてきます。木々は一斉に響き合い、無数の葉のざわめきがやがてひとつの声へと溶けていきます。それは風の声——音を持たないままの風が、木々に触れてはじめて響きとなる。木々は進んで身を任せ、その歌を鳴らす楽器となります。 勢いのあ...
11 reviews
ミーヴァトンの氷風
深いターコイズの美しさに誘われるその水面の下には、地熱の危うい熱がひそんでいる。硫黄の匂いが氷の粒を含んだ鋭い風とともに漂いながら水面をかすめ、ぽつんと立つ葉を落とした低木の枝に積もる氷をかすかに震わせていく。アイスランドには木が少なく、ここでは風を遮るものがほとんどないため、こ...
1 reviews
影の谷
大きな風が背の高い松林を抜け、谷あいをめぐる。そばでは、小さなせせらぎが静かに音を立てている。これは夕暮れの風。陽の熱が退くと、大気は急速に冷え、宵のそよぎが林をかすめてゆく。...
4 reviews
広大な谷を越えて
遠く、低くうねる高山の風。まばらな鳥の気配。音量は控えめに。ここはとても静かな場所。 谷はどこまでも開けていて、反響はほとんどない。鳥たちは風のやわらかな轟きの奥にそっと収まっている。 手前にも中景にも何もなく、この音はただ距離そのもの。 空間の大きさに耳を澄ます。風...
6 reviews
琥珀色のヤマナラシの風
秋半ばのヤマナラシの森を、脈打つような風が吹き抜け、赤や黄に染まった葉をやさしく撫でる。頭上では、細く乾いた葉擦れがさやさやと広がり、かすかなコオロギの音が静かに寄り添う。ほとんどが風の音で、鳥の声はごくわずか。...
4 reviews
孤寂の峡谷
風が峡谷へ流れ込み、あなたのまわりをゆっくりと回ります。ときおり、乾いた川床にまばらに生える草をかすかにそよがせます。この夏はとても乾いていて、鳥もコオロギも鳴かず、このトラックはほとんど風の音です。読書や思索、集中に。風の音はスピーカーよりヘッドホンのほうが向いています。イヤホ...
5 reviews